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carrellが考える繁盛校の作り方 ④ ~ 一斉授業塾編 ~


塾といっても授業スタイルは大きく分けて、

○ 集団指導塾

○ 個別指導塾

○ 映像授業

○ 家庭教師

に分類されます。

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最近、学習相談を受けることが多く、生徒たち、またPTAの会合の合間時にも、よく尋ねられるのが、集団の塾や個別指導、映像の塾など、どのスタイルの塾が良いか?

そこで、

carrellが考えるそれぞれのメリット・デメリット、これらそれぞれの学習環境について話していこうと思います。

まずは、集団形式の学習塾の授業スタイルは、学校の授業形式とほとんど変わらないので想像するのは容易でしょうが、個別指導学習塾の授業スタイルは少し特殊です。

一人ひとりが区切りのあるスペースに机があり、それぞれに生徒が座り、先生が複数の生徒を担当し、数分おきに回ってくるのが個別指導学習塾の授業スタイルです。

教室の中で一斉に授業が行われる集団形式の学習塾と、それぞれが異なる学習内容を行っている個別指導という点で大きく異なります。

周りの生徒と切磋琢磨していくことで刺激を受けられたり、自分のペースで学習を進められたりと、それぞれの授業スタイルの違いによって利点が異なってきます。

集団指導塾のメリットとして

・実力のある講師の授業 ・進学情報に困らない ・ライバルの存在 ・質問できる・入試説明会、合宿などイベントが豊富などが一般的には挙げられます。

では、現場のお話をしましょう。

実力派講師の授業は確かに魅力的です。大手で言えば有名講師がそれにあたります。

有名講師の授業はとても分かりやすく、また塾専用のテキストは学校の教科書に比べて格段に洗練されているので、自分一人で考えるより効率よく勉強内容を「理解」することができ、またテスト対策も充実しているのでメリハリのついた指導は大変魅力的です。

しかし人気講師に当たればよいのですが、アルバイトの経験の浅い非常勤講師が担当ということも多々あります。授業内容の格差は確実にあるのに、かかる授業料は一律なのでこれは大きなデメリットといえます。

また一斉授業ではライバルの存在は大きいです!

ライバルといっても一緒に切磋琢磨できる仲間という意味です。ライバルの存在を身近に感じられるというのは勉強のモチベーションを保つための大きなメリットです。

しかし、

自分と同じくらいの学力で第一志望の学校の偏差値も同じくらいのライバルに奇跡的に出会え刺激を受け、知り合いになれればかなりのメリットですが、

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大方は同じ学校の友達がそのようなライバルになることが多く、その場合は塾でなくとも学校で十分刺激を受けることができます。

塾で友達と仲良くなりすぎると休憩時間についしゃべり過ぎてしまって足の引っ張り合いという最悪なケースもありえます。

進学情報は、積極的に自分から聞かないと得られませんので、進学相談や懇談会をうまく活用すれば大きなメリットです。生徒本人よりも保護者の活躍の場ともいえるでしょう。親が言うよりも先生の話は子どもたちはよく聞くので日頃の学習状況の改善や成績について3者で話す機会は効果大です。

また、授業時間が決まっているため生活習慣がよくなるというメリットがある反面、授業を休んでしまったり、コンディションが悪く集中できなかったり、あってはならないことですが、寝てしまったり聞き逃したりすればもうその部分を聞くことはできません。

そして、気を付けなければならないことは、

その場で質問できるという事は皆無に近いことです。責任のある立場の先生はとても忙しく授業がびっしり入っていて、隙間の時間に質問にいっても多くの時間を割くことはできず先生の意思は関係なくなるべく手短に済まされてしまいまいます。

塾に通わせる保護者のイメージとしては、分からないところは授業中に手を挙げて質問すればよいと思われているでしょうが、今の授業にはめったに起こりません。

こういったことをすべて踏まえたとき、ただ大手の集団指導塾に入るだけで、その デメリットを無意識のうちに回避して、しっかりとメリットを活かすことができる生徒は 果たしてどれくらいいるのでしょうか??

また大手塾・予備校のシステムや情報量そのものは間違いなく受験の世界でトップですが、その活用のしかたをかなりよく分かっていないといけませんし、腕利きの受験指導者であれば良い道しるべを示してくれますが、その意図が理解されないときに生徒の受け止め方次第で相当に自信を喪失させてしまうこともあるので要注意です。

ですので安易に、

「大手の集団指導塾に入ればいいですよー」と言うことはできません。

塾に入って終わりという最悪な結果になりかねないからです。

 

 

次回は映像授業に関して話します。

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